キャット&リール!

釣りや仕事(リール屋)の事をゴチャゴチャと。

アンバサダー6600Cのリールフットを修理せよ!

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コレは80年代中盤以降の丸形アンバサダーによくあるリールフットの外れです。

フレームのピラー(横棒)とフットの溶接のやり方が変わって、強度が落ちた事が原因デス。

こうなると、殆どの場合はフレームの交換となるのですが修理も可能。

ただ、溶接しなおすとなると大がかりな上に、技術的にかなり難しい様で、溶接に関しては失敗例もかなり多いと聞きます。

 

 

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そこで、失敗しないやり方です。

まづはフットからピラーに貫通する穴を開けマス。

穴は2.4ミリのドリルを使用します。

フレーム自体は真鍮製なので比較的簡単に穴は空きますが、ピラーの中心付近に穴を空ける必要があるので慎重に。

 

 

 

 

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こんな感ぢで。

穴は必ず貫通させます。

穴が目立たない方が良いと言って、貫通させないと、あとで作るネジ溝の掛かる部分が少なくなり、強度的に問題が出ます。

実際の所、スプールで殆ど見えなくなるので、気にはならないと思います。

 

 

 

 

 

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ネジ溝を切ります。

M3ネジ用と言うサイヅのネジキリです。

ホームセンターで300円くらいで売ってます。

 

 

 

 

 

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無事に溝が完成!

後はネジを・・・・・と、その前に!!

 

 

 

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今度は5ミリのドリルを当ててネジ穴の周りを軽く削ります。

 

 

 

 

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M3の皿ネジを取り付け。

さっきの穴の周りの加工は皿ネジ頭の露出を無くすためのモノです。

 

 

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ピラーの表側。

ネジの長さはピラー表面にピッタリと来てます。(/・ω・)/

ココまで計算して出来るようになれば一人前。

ネジ部分が長い場合は適当な所でカットしてください。

コレで完了です!!

多分、溶接なんかよりも強力ですよ。

この後、使用してネジ穴に水分が入り、軽く表面が酸化すれば更に強度が上がります。

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