アンバサダー2601Cのリールフットが外れてしまってます。(汗)
溶接で留めているので時々外れることがあるんです。
フット修理は何度もやっているのですが、今までは片側だけ外れたものばかりでした。
片側だけでも固定されていれば、穴あけの際にフットが定位置に固定された状態が保たれています。
しかし、両方とも完全に外れた場合は元の位置も判らず、更に加工難度も一気に上がります。
今回はイチかバチかの大博打修理をやっちゃいます。(汗)
お客さんのリールでイチかバチかなんて、プロがやることぢゃあないと思います。
しかし、どうせこのままでは使えませんし、やるしかないんですよね。
まず、フット位置を固定します。
溶接の外れた部分をよーく見ながら針金で固定します。
そしてフレーム自体をバイスで固定。
次にネジ穴穿け。
フリーハンドなので斜めにならないように、更にセンターを維持しながら穿けます。
この辺は長年の、”勘”しかありません。
次にネジ穴切り。
タップはM2.6を使用します。
まず、片方をやって固定して、それからもう一方を行います。
無事、ネジ穴が切れました。
ココまで1時間。
ようやく折り返し地点です。
続きます。