スピンキャストリールは扱いが簡単で少し練習すればすぐにキャストが出来るようになります。
半面、巻き取り力の弱さやライントラブルも起こりがちです。
スプールがカップ内部に収まっている為、時々開けて内部を確認してやる必要があります。
70年代、日本ではスピンキャストリールが隆盛を極めました。
国内のアウトドアレヂャーブームに乗って、ルアー釣りなどのスポオツフィッシングが人気となり、当時のヤング達はこぞってそれらの道具を手にしました。
まだ、ベイトキャスティングリールはまだ高嶺の花だった為、価格の安いスピンキャストリールがもてはやされました。
ルアーの釣りだけでなく、ボートでのハゼやキスなどの小物釣りやm磯釣りにも使われていました。
その頃は、日本国内にまだ沢山の中小機械メーカーが存在していて、それらがリールの製造を行っていたんです。
元はと言えばアメリカのメーカーのOEMだったモノが、それらの経験を生かして独自のリールを製造するに至りました。
当時の国産スピンキャストリールは1000円も出せば入手できる存在でした。
ただし、品質は粗悪。
おもちゃの延長のようなスピンキャストリールはスグに壊れてしまい、ソレが災いして日本ではスピンキャストリールはおもちゃと言う扱いに落ちぶれてしまいました。
しかし、海外のメーカーが作った本気の物は作りや性能も本物。
少なくともZEBCOやABUには、おもちゃと言う認識は無かったと思います。
当時、1000円もしない国産粗悪品と違い、ZABCOやABUの本物は1万円以上しました。
マブマチックシリーヅやゼブコ33XBLなどは15000円以上の価格が付けられていました。
そして、その価格分のクオリティは確かにありました。
今年の後半の台風の目になるか?
乞うご期待!