
お金の話。
と言っても随分前の事でして、関西国際空港を造る際の漁業補償のハナシ。
空港が出来る事で周辺の漁業に影響が出る可能性がありました。
そこで、魚が獲れなくなるかもしれないという事で、漁業者に対して行政が保証金を支払うというコトになりました。
多い少ないかは別としてですが、軽くン千万と言う金額です。
勿論、船を多く持っているとか、大きな船で操業しているほど高くなります。
かなりの金額が支払われたと聞きます。
実際、漁師を営んでいた友人のトコロには、漁業補償の支払いが決まるや否や、銀行員が押し寄せてきて、名刺だけで高さ15cmほどになっていました・・・・しかもそれが2束。(汗)
ちなみに保証を受け取っても廃業する必要はなく、そのまま漁を続ける事が可能。
あくまで魚が獲れなくなる可能性に対しての保証です。
ですから、お金の性質としては完全にアブク銭。
職業が漁師と言うだけで、労ぜずとも大金が転がり込みます。
で、そのお金が転がり込む先が漁師です。
勤め人ぢゃありません。
こう言うと差別になるとか、俺は違うぞ!と言われるかも知れませんが、私の知る人たちは金銭感覚に問題がありました。(笑)
呑む、打つ、買う!!
競馬、競輪、競艇、パチンコ、家を建てる、高級車を買う、毎日豪華な食事、奥様はショッピング三昧。
補償金を数年で使い果たした人がかなりの数に上りました。
そういえば、保証金が支払われた頃に、港からほど近い場所に急にパチンコ屋が出来たんです。
少々辺鄙な場所だったのですが、客は漁師ばかり!(笑)
そして、そのパチンコ屋は5~6年ほどで撤退しました。
思えば、行政が漁業補償を回収するためのパチンコ屋だったんぢゃないかと。(汗)
ただ、中にはちゃんとお金を取ってある人も居たようです。
今の大阪湾はかつてほど魚は捕れなくなってます。