幾度となく記事にしているスプーンでのバスフィッシング。
現在、スプーンでバスフィッシングというと、ビッグスプーンです。
長さが10cm以上もあるような巨大なモノを使ったりします。
がしかし、ビッグスプーンと、いわゆる普通のスプーンとは全くの別物。
使い方や使用状況、タックルなど全く別の釣りです。
昔のスプーンの使い方ですが、カウントダウンという使い方が基本になりました。
キャストして着底するまでの時間をカウント。
例えば10秒で着底すれば、湖底ギリギリを引きたければカウント9でリトリーブを開始します。
中層ならカウント5とか6でリトリーブを開始するんです。
そうやってスプーンを泳がせる水深や、魚の居る水深を探ると言うものがカウントダウンです。
これはスプーンに限った事ではなく、シンキングルアー全てに使うことが出来るテクニックでした。
ただ、カウントダウンは比較的水深のある場所で使うテクニックでして、元々はバスではなく、泳層にシビアなトラウト用だったようです。
浅い場所なら着水と同時にリトリーブ開始すれば十分でした。
スプーンの致命的欠点は障害物に弱いこと。
ちょっとした水中の木や岩盤にも引っかかりやすく、更に浮かないため引っかかればロスト率が非常に高いんです。
ですから、必ず予備を持っている必要がありました。
まあ、スプーン自体、プラグなんかより遥かに安かったですから、常に5~6個は持ち歩いていました。
重さや形状でも動きが異なるため、20個くらい持っている人も珍しくなかったですね。