20年前の午前5時46分、わたしは関西空港で泊まりの仕事でした。
6時から休憩の予定だったので、あと少しと思っていたところ、
地鳴りがしてきて・・・・
突如激しい揺れ!!
立っていられない!!!
揺れは1分くらい続いたのじゃなかったかと。
非常警報の無線が入り、各場所の被害状況を見てまわれとの指示。
ところが空港島全体がゆっくりと揺れている。
地震とは違う変な感覚・・・・後で聞いたところによると島の回りの海水が揺れて、島が揺さぶられていたのだそうです。
時間的にまだ周囲は暗く、懐中電灯で施設を点検して回る。
幸いにも、大きな被害は見当たらなかった。
壁や地面にヒビが入ったことくらい。
地震によるけが人もない様子。
しかし、明るくなるにつれて少しずつ情報が入り始めた。
”神戸が壊滅!”
空港島の対岸が神戸。
対岸を見ると建物こそほとんど見えないが黒煙がモウモウと上がっている。
その煙は風に流されて空港島の上まで漂う。
すっかり日は登っても煙で空が薄暗い。
TVの映像を見ると知っている神戸の風景ではなく、戦争の後のよう。
実際、震災に遭った神戸(須磨区)の友人は、”核戦争が起こった!”と思ったらしい。
早いものであれから20年。
神戸に大きな地震があったとはわからないくらい復旧した。
もう2度とこんな災害が怒らないことを祈りたい。