子供の頃、何故か家に七面鳥が飼われていました。
ある日突然、ジー様が家に連れてきたんです。
まだ小学校に上がる前だった私からすればかなり大きな鳥で、ニワトリなど比較にならない大きさ。
エサやりが私の仕事で、毎朝、米ぬかに菜っ葉となんだか判らない粉末を混ぜて水で溶いてやります。
ところがこの七面鳥、餌をやりに行った私の手をクチバシで突く!!
何度つつかれたか判らない。
エサやりがイヤでイヤで仕方なかった。
更にブヨブヨのトサカが気持ち悪い。
普段垂れ下がっているのがコーフンすると立ってくる。
友達が遊びに来ては物珍しさから、よく七面鳥を見てました。
ところが冬のある日、突然七面鳥は姿を消した。
母親に訊いても苦笑いしながら、知らないと言う。
ジー様に訊いたところ、”逃げた”の一言。
なんだか納得の行かないまま、その日の夜、晩ご飯時に大きな鳥の丸焼きが食卓に上がった。
ニワトリじゃない感じの大きさだった。
家族で切り分けながら、食べたけど美味しかった。
しかし、突然消えた七面鳥の消息は未だに判らないままだ。
今日はクリスマスイブです。(笑)