遡る事20年前、中通しのベイトロッドが存在しました。
ダイワ、シマノ、アブガルシアの3社が中通しのロッドを製造しました。
当時、シマノで某ジム氏が中通しのほうがよく飛ぶとか抜かしていたので、当時はそれなりに売れました。
ダイワはハイエンドにまでラインナップを作って対抗しましたが、結局は5年ほどで全社撤退。
バスバブル初頭に殆ど姿を消しました。
構造上飛ぶはずがなく、今となっては嘘つきジムな訳なんですが、後に中古市場で船釣りに使えると言ってそれなりに売れました。
ちなみにバスタックルから早々に撤退した中通しですが、船竿には後年まで根強くラインナップされていました。
このロッド専用と言われたリールがクイックファイヤーでしたが、コチラも泣かず飛ばずのリールでした。
ちなみに私はカルカッタ200を付けて使用していました。
売れなかったもう一つの原因はラインの通し難さ。
ガイドがブランク内にある為、ラインを通すには専用のワイヤーが必要でした。
ワイヤーがなければラインを通すのは至難の業。
それにワイヤーを持ち歩くのも面倒でした。
このロッドの最大の利点は陸っぱりでヤブコギをする際に、ラインが邪魔になりにくいこと。
それくらいしか利点が思い浮かばない悲劇にのロッドでした。
ネタ用に引っ張り出してきたので、ちょっと使ってみようかと思います。(笑)