キャット&リール!

釣りや仕事(リール屋)の事をゴチャゴチャと。

修理屋の独り言。

リョービのヴァリウス200。

90年代にリョービが某社の技術者を引き抜いて作ったベイトリールです。

当時はバスブームだった事もあり結構売れました。

あれから20数年経ち、タマ数も減ってきたうえに経年劣化が著しい個体が増え始めました。

そんな中、ギアシャフトの修理依頼が来ました。

ハンドル固定ボルトのネジ穴を舐めてしまった!!(>_<)

勿論ですがリョービは既に釣具から撤退、補修パーツなどあろうはづが無い。

そうなると部品取りになるのですが、ぢつはバリウス200、ヴァリウス300のダウンサイヅ版で後発モデル。

故にタマ数が多くない。

頼みの綱でパーツ取りで持っていた、同じリョービのイクシオーネのギアシャフトが合わないか?

しか~し、ハンドルの取り付け方が異なりました。

イクシヲーネはナット式に対して、ヴァリウスはボルト式。

更にシャフトの長さも異なります。

それくらいだったら調整で何とかなるんぢゃないか??

 

しかし、現実は残酷。

ギア受けの円周サイヅがイクシオーネの方が大きく、ピニヲンギアに接触してしまいます。

コレで移植は不可能詰みました。┐(´д`)┌ヤレヤレ

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、直せないとなるとどうにも気分が悪い、夜も眠れづ昼寝していると・・・

 

あっ!!

 

ボルト穴広げられないか?

計測してみるとオリヂナルはM3でした。

穴とシャフトの径を見ると僅かなら広げても大丈夫そう。

という訳で、

 

M4でタップの切り直し。

 

オリヂナルボルトとネジ部のサイヅが異なるので、M4のデカ頭ネジで取り付け。

このネジ、頭にマイナスネジが切ってあります。

 

リテーナー取り付け。

 

違和感なし。

 

コレでイイのだ!!

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