初級メンテナンス講座です。
不定期連載になりますが、なるべく続けていく予定です。
今回はボールベアリング。
リールの回転を左右するパーツですね。
ボールベアリングの回転が悪いと飛距離も伸びませんし、ハンドルの回転まで悪くなります。
持ち込まれるリールの多くにベアリングの回転が悪い物が多いです。
”ちゃんとオイルを注しているのに回転が悪いなんて事もよくあります。
注油はちゃんとしていても、オイルには様々な粒子や成分が含まれており、オイル分が蒸発、流出してもオイル以外の成分が不純物としてベアリング内に残ります。
それらが蓄積してベアリングの回転を徐々に悪くしていきます。
ベアリングを触ってベタ付いたら要注意です。
それからCRC55-6などをオイル代わりに使っている方も居ますが、コレを続けると必ず回転が落ちてきます。
ですから時々、ベアリングを外して洗浄液で洗ってやります。
やり方はピンセットなどにベアリングを通して、ゆすぐだけ。
たったコレだけですが、内部に蓄積した不純物が洗い流されます。
他にパーツクリーナーで洗浄するのも一つの方法ですね。
シールドタイプの場合、シールドを外して洗浄したいところですが、シールドを外すのにコツが要ります。
シールドは外せなくて、洗浄液でゆすぐだけでも回転は劇的に変わりますよ。
一度お試しあれ!