かつて、ルアーとフライはセットで語られていました。
トコロが８０年代中ごろから両方やる人が減り続け、今は両方ともやる人は滅多に見かけませんし、ルアーとフライ両方置いているショップも殆ど無くなりました。
ルアーのショップはまだあっても、フライのショップはかなり少なくなりました。
フライに関しては若い人口が少なくオッサンが殆ど。
やれる場所が少ないのと、キャスティングが何やら難しそう、タックルが異常に高価などが理由かと。
やれる場所が少ないというのは主にマス類を狙うから。
生息場所が極めて狭い事と、後は管理釣り場でしか狙えない。
キャスティングに関しては私も独学で苦労していますが、優秀なコーチが居れば多分1日でソコソコキャスト出来るようになるかナ。
タックル類は安いモノもあるのですが、フライ専門店に置いてあるものは結構な価格帯のモノが多い。
その前にフライのお店があんまり無いんですけどネ。
ソコに来てバスをフライで狙う事を始めました。
元々少ないフライ人口で更にバスとなると極端に少ない世界。
フライのショップでも多くはマス狙いに的を絞ってます。
もしくはソルト。
バスに関しては調べてみても殆ど出てこない。
その上、野池で陸からとなるともはや数える程かと。
更にルアーとフライの二刀流となると・・・・
しかし、誰もやっていないからやりがいがあるんです。
巻き込まれてみたい方を募集しております！(笑)
作業卓にリール、折りたたみ椅子の上にもリール、床にもリール。
全部オーバーホールだと1日で終わらないデス。
ピンポイント修理とか点検なのでこなせる台数です。
カルカッタ２００XTのオーバーホール１台２８００円（税込み）でやりますが、他所の平均は３５００円（税別）のようです。
1台あたり７００円プラス消費税の差ですが、コレが年間だと物凄いでしょうね。
更に学割（高校生・大学生）とか身障者割引、高齢者割引、子供割引（中学生以下）、土日レディース割引など割引も充実！(/・ω・)/
オーバーホールの際、パーツは先にシンナー使って徹底的にブラシ洗浄して、その後、パーツクリーナー吹き付けて仕上げ。
要するに２回洗浄します。
ですから時間が掛かります。
そして、パーツクリーナー減るの早っ！
月に何本使っているのか・・・・
グリスは４００ｇで８５００円の環境対応の物。
作業の質は下げたくないけど貧乏性が災いして請求額を高く出来ない。
コレで儲かっていたらマジックだワ。
「世の中には２種類のリールがある、ソレはステラとそうでない物だ。」
と、誰かが言ったのかどうか定かぢゃないですが、ステラは登場から衝撃的でした。
ソレまでのどのリールとも違う巻き心地。
金属ボディと思えない軽さ。
当時３万円のリールが高価な時代に４万円台！
あまりの価格に売れるのか？
と言う心配もありましたが、その心配をよそに売れまくりました。
その後は新型が発売されるたびに買い続けるファンが続出。
「世界最高のスピニングリールはステラ」として確固たる地位を手に入れました。
１９９２年の初代から、９５、９８，００（ミレニアム）、０１SW、０４、０７・・・・・と定期的に新型が発売されていきます。
その都度、最高峰の技術が惜しみなくつぎ込まれ、「ステラに駄作無し」「ステラに死角なし」と言わしめました。
しかし、そのステラも近年は１０万円近くまで上昇を続け、おいそれと手に入れられるモノでは無くなりました。
「ステラが欲しいんだけど流石に高くて・・・」と言う話を何度も聞きました。
その際に「お上から頂いた給付金１０万円で買えばよいのでは？」とアドヴァイス。
ウチのお客で買った方が何人か居ましたね。(笑)
今までに何百種類のスピニングリールを見てきましたが、ステラを買っておけばまず、後悔はしないデス。
別に私はシマノの回し者ではなく、全てのリールを見て公平に判断した結果です。
画像のステラは初代９２年式の１０００番です。
外観はよれていますが、カチッとした作りで巻き心地も悪くないデス。
現役で十分通用しますよ。
このところ駆け込みなのかヤバイ忙しさです！
とは言っても一人でやっているので、急げるわけもなく結局は自分のペースでしか出来ません。
昨日は一時作業卓の上がいっぱいになりました！
もはや何が何やら・・・・(;'∀')
最後の最後に面倒なレバーブレーキのスピニングリール！
スプールシャフトが一番下に来るとゴリッ！と言う違和感を感じました。
何かパーツが破損しているんぢゃないかと。
分解してパーツを点検しても異常なし。
そのまま組むと絶好調でした！(/・ω・)/
ただ、最後に作業を見ていたお客さんから、
「見ていて寒気がしました！」
と、謎の感想！
どーいう意味？？
部屋には暖房付けていた筈なんですが？？
フライフィッシングに風は悪影響しかないんです。
ルアーだと追い風の場合キャストが楽なんですが、フライフィッシングの場合は後ろにも振らなければならない。
前方へのキャストに対して追い風は、後ろへのキャストには向かい風になります。
後ろへのキャストでラインが乱れるとちゃんと前に飛びません。
最近、前よりも後ろばかり気にしています。
ラインが後ろにキレイに伸びていないと前に飛ばないんですよね。
そして、ロッドを前に振り出すタイミングや腕のストロークなど、確認しなければならない事が沢山あります。
後ろだけでもギリギリいっぱいなのに、前に対しても同じかそれ以上に確認事項があるんです。
こういうのって解説図や動画を見ても全然解らないんです。
実際にやってみて身体で覚えるしかない。
ただ、最近は身体の使い方やロッドの返りなど気にする余裕が少し出来てきました。
昔からルアーで変則キャストばかりやってきたので、身体やロッドの使い方を工夫出来るんです。
空中で軌道を変えたり、水面でワンバウンドさせてオーバーハングの下に入れたり。※スキッピングとは別物です。
すでにやっている人が居るのかも知れませんが、一振りでロッドの返りを２回使うキャストとか試してみようかと。
他人に教えてもらえない以上自分で工夫するしかないんですよね。
ただ、我流でも続ければ必ず理にかなった形になっていくはずです。
ソレで最近持ち方が自然にV字グリップになっていました。(笑)
