スピニングリールは７０年代までは殆どインスプールでしたが、８０年代に入ると殆ど見かけなくなってしまいました。
構造上アウトスプールタイプより軽く作れるのですが、アウトスプールの軽量化が進むと殆ど需要が無くなってしまいました。
それでもミッチェルやカーディナルなど人気のある機種はマニアからの支持が強く、行一定のファン層が構築されています。
特にカーディナルは未だに復刻が繰り返されており、カスタムパーツも多くあります。
ただ、この手のリールのメンテナンスを行える者が極端に少ない。
ギアなどはまだ良いのですが、問題はベイルバネ。
このバネ、一定期間使用すると折れる可能性が高く、予備のパーツとして持っておく必要がある。
折れる前提なのでミッチェルなどは購入時に予備パーツとしてバネが付いていました。
ミッチェルやカーディナルなどのメジャーな個体は良いのですが、マイナー機種になると予備のバネそのものが存在しない。
一部の機種はミッチェルやカーディナルのバネが付けられますが、全く異なるバネも存在します。
そんな時どうするのか？
と、言うのが問題です。
ちなみにこのベイルバネ、バネ鋼線があればだいたい作れるのですが、作るにはある程度の技術が必要。
こういう部分の技術継承も今後の課題です。
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