キャット&リール!

釣りや仕事(リール屋)の事をゴチャゴチャと。

修理屋の独り言。

時々持ち込まれるのが台湾製のミッチェル。

80年代中頃からフランスでは無く台湾で製造されるようになりました。

例にもれづ、しっかりと品質を落としていて、308系に関してもプラナマティックギア(遊星ギア)は搭載されていない。

更に各部のパーツの品質も下落。

そのおかげでベイルの不良が続出します。

ベイルを起こしても固定できず、変なところで止まったりします。

ベイルを固定する爪がベイルの溝に引っかからない。

 

原因はハッキリしていて、固定用爪の変形。

フランス時代のミッチェルにも同様の症状は有りましたが、台湾製になってからかなり頻発するようになりました。

原因は爪の材質が弱くなったに尽きます。

 

 

なので、台湾ミッチェルはある程度使うと、ベイル固定用爪の修正が必要になります。

変形具合は個体によって違うので、その都度個体に合わせた修正が必要デス。

地味にコンマ1ミリづつ修正する必要があったりします。

 

 

品質を落としたとはいえ、未だに使用しているマニアは多いリールです。

未だに年に4~5台持ち込まれます。

まだ、修正技術を死なせる訳にはいかないデスネ。

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