過去にいくつかのバンドのスタイリストをやっておりました。
ロック系バンドなのですが、メタルやパンク寄りにはしたくないんです。
とはいえ、何も言わなければ革ヂャンに破れたヂーンヅを履きかねないので、”それはするな!”と釘を刺しました。
それから連中には大きな問題がありました。
お金がない。
バンドをやっていると、色々とお金が要ります。
楽器や機材、交通費、練習スタヂオ代、食費など。
更にマトモな職に就いているヤツが少ない。(汗)
ハタチ過ぎたヤツがオカンの財布から1000円拝借してくる。(涙)
オカンに財布の隠し場所変えられて、お金を調達できないから練習に行けない!なんて事も。ヽ(`Д´)ノ
そもそも、バンドを始める動機が不純だったりします。
楽して稼ぎたい、ヲンナにモテたい。
ヒマを持て余して、やることがないからギター触っているウチに上手くなったなんて奴も。
今のように楽譜や音が簡単に手に入らない時代、耳コピがあたり前。
だから無駄に耳はよかった。
メンバーの仲がイマイチでも、向いている方向が同じだからまとまっていました。
そんなこんなで、貸してやって返ってきていないお金は数十万円に登ります。
連中は出世払いとか、売れたらとか気前のいい事を言ってましたが、結局は誰ひとり売れた奴はいません。(笑)
でも、みんな更生して社会復帰してます。
何故か私だけヤクザな商売に身を落としてしまいましたが。(笑)