3月に入りました。
毎年思い出すのが中学生の頃、3月の琵琶湖に釣りに出かけたことです。
地図も持たずにママチャリで琵琶湖を目指しました。
計画もへったくれもない無謀な旅でしたが、それでも釣りがしたい欲求と体力だけはあったんです。
釣具とテント、寝袋、飯盒などを持って友人と3人での旅。
朝出発して到着したのが夕方。
瀬田川の流れだし付近にテントを張って5日間ほど過ごしました。
対岸の山を見るとまだ真っ白で、夜は寒さに震えながら寝ました。
3日目、友人の一人がついに風邪をひいて熱を出しました。
寝込んでいる友人を一人テントに残して、私はもうひとりの友人と釣り。
飽きることなくキャストを続けましたが、時期はまだ早く当然バスは釣れない。
更に夜釣りも行ってビワコオオナマズと思しき魚と格闘。
最後は逃げられてしまいましたが、見ていた近所のオッチャンが、”あれ、ビワコオオナマズやったで!”と教えてくれました。
最後に西ノ湖まで足を伸ばしてようやくバスと対面しました。
あの頃からすると琵琶湖も私も変わり果てました。
現実に直面したリアルで生々しい生活。
それはそれで受け入れますが、純粋な子供心はどこかに・・・・
子供の頃、”早く大人になって色んなことを自由にやりたい!”
と、思ったけれど、実際は子供の頃の方が自由だった気がする。
♫~あの頃ボク達、夢ばかり話してた 今ではボク達、夢さえつくれない~♫
という歌詞を思い出しました。
ただ、今の仕事は人に夢を与えられているんですけどね。