バグリーヅのDB3マグナムと言えばオールドファンにはおなじみかと。
80年代から90年代の琵琶湖のディープゾーンを釣るために使われました。
ソレまでのディープクランクとはボディサイヅやリップの長さが異なりました。
とにかくデカくてよく潜る。
5、6mと言う水深をクランクで狙うんですが、小さなディープクランクではせいぜい3mくらいが限界。
水の抵抗を受けやすいようにリップの面積を大きく取り、ソレに合わせてボディサイズも増します。
ルアーに合わせて専用ロッドも発売されました。
6.6フィート~長いモノは8フィートまでありました。
ラインは深く潜るほど浮力が発生するのであまり太いモノは使えず、ナイロンの12ポンドもしくは14ポンド程度を使用。
ルアー自体の巻き抵抗が大きい事と、早く引くと潜りづらいのでリールはローギアのモデル。
当時、1:6程度のハイギアモデルがある中で、1:3.5と言うトンデモなくローギアのモデルが最新で発売されたりしました。
そして、ロングロッドでロッドティップを水中に突っ込んで引くスタイルが流行りました。
そーいえば、某ダム湖でのトーナメントに出場した際に、深場攻略としてディープクランクを使っていました。
勿論、ロッドティップを水中に突っ込んで。
しかし、出場者の中にリールまで水中に突っ込んでクランクを引いているトンデモないヤツが居て、そいつには勝てないと思いましたね。(笑)
その後、DB3マグナムよりも更に潜る、DB3ドレッヂと言うモデルが出現。
ドレッヂとは浚渫(しゅんせつ)の意味。
ノーマンからはDD22、ティファからはディープショット、スミスからハスティー4、更に、それをパクったダイワのTDクランク。(笑)
そーいや、そのハスティのパクリの件で、フィッシングショーの際、当時のTDルアーデザイナーだった下等S司が、抗議に来たスミスの武闘派社員から殴られそうになったという事件が発生したそうです。(笑)
肝心の一番潜るのは何処のクランクだ?
後発でティムコから発売されたマッドペッパーマグナムが最強のディープクランクの座に着きました。
個人的に一番潜ったクランクはTDのハイパークランクのチューニングモデルでした。
でも、一番好きなのは未だにDB3マグナムですね。