中古で購入する際に最も注意が必要なのがマグシールドです。
D社が社運を賭けて搭載した機構ですが、逆にこの部分のトラブルに悩まされると言う皮肉な結果となりました。
ハンドルを回した際にシャラシャラと異音が出ている場合、ココが原因の可能性が高いデス。
多くはヲイルが減っていたり枯れていたりですが、ヲイルが枯れている場合はその下にあるベアリングにオイルが流れて付着したり、錆びている事も多いデス。
宇宙でも使われているとか、変質しないとか、10年使えるとか大げさな宣伝をしていますが、1ヵ月も持たないとか1回使ったらダメになったとか、そんな話もよく聞きます。
マグシールド搭載機種を中古購入した場合、必ずマグシールドの点検は行った方が良いデス。
リールのハンドルが逆転すると言う話もよく聞きます。
そんな時はストッパー機構である、ワンウェイクラッチベアリングの不良です。
バネと金属製ローラーで中心の筒の逆転を防止します。
釣り具に使われ始めたのは80年代後半からです。
内部のパーツが金属製の為、錆びやすく、精密構造なため、ヲイルや汚れが溜まると効かなくなります。
また、常に摩擦が生じる構造の為、摩耗による不良も起こります。
ただ、錆びていなければ洗浄で回復する可能性が高いパーツでもあります。