リール修理屋をするにあたり、どういうスタイルでやっていくのかと言う事を決めておく必要がありました。
かと言って駆け出しの段階であまりにもハードルを上げてしまうと無茶な要求をされたときに出来ない可能性があります。
という事で最初はバス用のベイトリールを専門でやり始めました。
今から考えるとかなり守備範囲が狭かったです。(笑)
そんな感じでしばらくやっていたのですが、転機が訪れます。
ある人から、自分が使っているヂギングリールのメンテナンスをやって欲しいと。
ちなみにこの方。(笑)
最初はイマイチ乗り気でなくて・・・・
で、結局引き受けてやり始めると、
何ぢゃこりゃ!!(汗)
ハンドルが塩で固まって外れない。
ドラグホイールが錆びて動かない。
ボディカバーを止めているネジが錆びて抜けない。
ボディカバーが錆びで固着して外れない。
ベアリングが錆びすぎて溶けてしまって原形を留めていない。
ハンドル外してボディのカバーを外すだけで、ベイトリール1台分のメンテナンスと同じくらいの時間と手間なんです。
ソレを何台も。(大汗)
おかげさまで腕と忍耐力がレヴェルアップしました。(笑)
こう言うと、皮肉っているように思われるかも知れませんが、この経験が今のピカレスクの下地を作ったと言えます。