日本と言う国は旧いモノを有難がらない。
常に新しいモノに上書きしていく。
文化財のようなものは別として、歴史ある建築物でさえも破壊して全く別のモノに変えてしまう。
それゆえ、道具類の古いモノは残らない仕組みになっている。
車でさえも古いモノに乗り続けようとすれば車検やら税金やらが高くなり、手放さざるを得ない仕組みに世の中がなっている。
メーカー品の修理対応期限はおおよそ10年と定められており、実際は製造終了から6年で打ち切っても構わない。
スイスの時計メーカーは自社製であれば何百年前のモノでも修理するそうです。
ただ、ソコに掛かる金額は計り知れませんが。(汗)
更に在庫があればどんなに旧くても製品を販売してくれるそうです。
日本の工業製品でそんなものは殆どない。
ただし、メーカーがやらないことを個人が受けている場合もあります。
有名なアイボの修理がそうです。
アイボの修理はすでにメーカーが受け付けておりません。
しかし、元社員が修理会社を立ち上げて対応しています。
穂に古いパソコンの修理。
未だにPC9801の修理を行う会社があります。
そんなモノに需要があるのか?と耳を疑いますが、工場の生産ラインに組み込まれたもの。
そう聞くと、零細企業が設備投資にお金を掛けられず古い設備のまま使い続けているからと思われがちです。
しかし、意外な大企業の生産ラインに未だPC9801が使われていたりします。
理由は結局、設備投資の節約なんですが、大企業の設備更新には莫大な費用が掛かるため、旧いPCを未だに使い続けていることが多いのだとか?
そういう古いモノの修理を引き受けているのはメーカーではなく個人事業所ばかり。
かくいうピカレスクもその一角です。
私の目の黒いうちはどんなに旧くても修理を引き受けますよ。