
リール屋を始めた頃は旧いアンバサダーのメンテナンスが主流でした。
構造が簡素でしたが、意外に奥が深い。
6年経った今でも時々壁にぶち当たる恐い存在です。
オールドアンバサダー、特に丸形は1952年から半世紀以上の歴史があります。
その間、新しいモノから復刻モノまで無数に作られました。
そして、未だにオールド物の復刻が作られているんです。

未だモノづくりでそんな事を繰り返しているのは、デニムくらいのモノ。
ただ、アレは恐ろしく深い世界で、昔の生地を再現するのに、当時と同じコットンを使う。※米国の指定コットン
そのコットンから糸を作って、当時から現存する機械を使って編む。※トヨタ製
染料も天然のインディゴ。
デザインだけでなく、ステッチや革製のパッチ、ベルトループなど細かな部分まで昔と同じ作りにする。
ボタンやリベットはその形状だけでなく、材質や表面の仕上げまで同じにするという凝りよう。
ここまでやると、色落ちがまるで違うのだそうです。
ちなみにオールドの復刻アンバサダーは外観こそ似てますが、材質や製造方法は現代のプロダクションです。( ̄ー ̄)ニヤリ
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