何にしても80年代と言うのは面白い時代でした。
釣り具だけでなく車やバイクも信じられないほど個性的な物が多く、ちゃんとテストもせずに見切り発信的な物も多かった。
ターボ付きのバイクや、エンヂン冷却システムが油冷とか。
車だと超絶のR32GT-R、奇車ではエクサキャノピーなんてのも。(笑)
バイクや車ですらそんな状態なでワケですから、釣り具なんてもはやヤリたい放題。
カラーセレクターなんて怪しい機器が売れ、どこまで深く潜らせられるかを競うディープクランク、ニンニク臭の付いたワームなど怪しげな製品もいっぱいありました。
釣り具だと、ギア比が変わる2スピード可変や、レベルワインドが両側に開くゼロレベルワインドのベイトリールが存在しました。
ロッドではブランクグリップ1体式や、1本10万円のベイトロッドも。
とまあ、今ぢゃあ考えられないくらい個性的な道具類が多かったんです。
当然、販売不振のモノもありましたが、当時の景気が良かったのと、おおらかな時代でしたらから失敗しても、今ほどうるさく言われなかったようです。
現代のモノは確かに優秀ですが、なんにせよ画一的で面白みがない。
リールですら私がパッと見でメーカーが定かでない物も。(汗)
80年代懐古的な製品が作られたりもしますが、あくまで80年代を意識して作られたものに過ぎないデス。
私に資金を提供してくれたら、ブッ飛んだリールを作るんですけどね。
某、五〇鈴工業にOEMとかぢゃなく、一から設計しなおして、オリヂナルのパーツを発注して何処にも無い物を作りたいんデス。
シンプルで故障の少ない、一生使い続けられるリール。
板前の包丁や、大工道具のように手入れしながら長年使い続ける事の出来るもの。
そして、私でなくても誰でも容易に手入れの出来るもの。
1台10万円でも安いと言わせて見せますよ。