
今ほどタックルが豊富ぢゃなかった時代。
ルアー1個買うにも一苦労。
ましてや、舶来の道具なんて近所のエサ釣り専門の釣具屋に売っているはづもない。
ですからルアー1個がモノ凄い大切で価値がありました。
リールやロッドなんて家宝です。(笑)
ルアー持ってお風呂に入る、ヒマがあればリールを回す、ロッドにセットして降る。
ニヤニヤする。( ̄ー ̄)ニヤリ
当時はインターネットもゲームもなく娯楽は少なかったですから、釣具に触るだけで嬉しく楽しかった。
そんな毎日。

リールはいつもピカピカに磨いていた。
使うときも傷がつかないように注意した。
オイルやグリスは定期的に注した。
ロッドは濡れタオルでガイドのリングまで丁寧に拭いた。
ルアーに付いた傷は勲章、汚れは古歯ブラシで除去していた。
今思うと、よくそんな面倒な事をやっていたと思う。
でも、タックルワンセットにルアーが数十個しか無かったから出来たんだと思う。
当時は今よりもっと釣りが日常に組み込まれていた。
やろうとしてやったんぢゃなく自然な流れだった。
なんとなく今後の釣りの方向性が見えてきた気がした。