リール修理の仕事で重要なのは記憶力や技術的なものぢゃないんです。
パーツの配置や組み方を覚えておく記憶力は必要かも知れませんが、慣れてくると無意識に覚えてしまいます。
技術も場数を踏めば自然と身に付きます。
ただ、”ひらめき”だけは持って生まれたモノのようです。
ウチはメーカーや年式を問わないため、修理方法を考えなければならないことが多いのですが、イチイチやり方をネットで検索なんて出来ませんし、検索しても出てこない可能性もあります。
で、その殆どは自分で考えます。
ウチは持ち込みで即興修理もよくやるのですが、そんな時にイチイチ考えている時間はありません。
ただ、何故か一瞬で閃くことが多いんです。
で、何故かそれがちゃんと修理に繋がります。
勿論、ダメな時もありますが、殆ど正解(成功)になります。
トーマス・エヂソンは”発明は99%の努力と1%のひらめき”と言いましたが、私の場合90%のヒラメキと10%の運です。
ひらめきに根拠はなく、何故かパッと浮かびます。
私は努力や技術でなく全く根拠のないヒラメキで仕事をしているんですよ。