バスバブルは90年代後半から始まりました。
95年頃から気配が出始め、98年頃がピークでした。
当時勤めていた会社でもニワカバサーがいっぱいいました。
昔からバス釣りをやっていた私に、教えを乞いに集まってくる人も多かったです。
しかし、私自身は結構冷めていました。
どこに行っても人がいて、自分の釣りがままならない状態。
更にこんな流行りがいつまでも続くはずがない事を解っていましたから。
バス釣りといいますか、ルアー釣りには過去に幾度かブームがありました。
70年代の第一次ルアーブーム。
これは銀山湖の大岩魚伝説に始まるトラウトを中心としたルアーブームでした。
80年代前半には第二次ルアーブーム。
そしてバスバブルによる第3次ルアーブーム。※後に大惨事ルアーブームと呼ばれます。(笑)
バスバブルによる急激な流行りは、にわかバス釣り師を大量生産し、一部を除く従来のバサーたちを隅に追いやりました。
流行りに乗ったバス釣り師は業界と結託して、”商機”とばかりに煽ります。
作れば売れる、煽れば更に売れる。
異業種からの参入、商売替え、宗旨替え・・・・
一大産業に発展したバス釣り。
TVでは釣りに縁のなさそうな芸能人がぎこちない手つきでロッドを振る。
プロでもない、流行りに作られた素人の釣り上手バサーのサイン会が行われる。
バス雑誌に釣りにまるで関係のない業界の広告が載る。
しかし、華やかな表舞台の裏で病巣が確実にバス釣りを蝕んできていました。
to be continued