釣り禁止になるまでの物語。
のんびりとした田舎の野池。
地元の好き者が時々釣りにくる程度のマイナーな場所。
勿論、ゴミなど捨てない、出会った人にもちゃんと挨拶をする。
釣り場は大切なので、みんなマナーがしっかりしていた。
ところが、そこにバスが居ると知れ渡るようになる。
よくない連中が訪れる。
狭い田んぼ道にデッカイ四輪駆動車が進入してきて、路上駐車。
どこの誰とも解らない胡散臭い連中がワイワイと釣りを始める。
路駐された車が邪魔で通行できないと、地元の人が注意する。
そいつらは逆ギレ!!
そしてヤツラが立ち去った後にはコンビニ袋、ペットボトル、弁当の殻、ルアーのパッケージが散乱していた。
入れ代わり立ち代わり、野池には何処からともなく釣り人が来る。
そいつらが帰った後には必ずゴミが散乱している。
ある日、地元の人があぜ道を歩いていると、足に釣り糸が絡んできた。
それからは農機具にも釣り糸が絡む。
釣り糸はちょっとやそっとじゃない、何十メートル、何十本も捨ててある。
よく見ると釣り針やゴム製のミミズがが付いたままの物もある。
危険極まりない上に仕事にならない。
相変わらず釣り人が来てはゴミを放置していく。
ペルソナ・ノン・グラータ。好ましからざる者。
釣り禁止の看板を立てる。
それでも看板を無視して釣り人は訪れる。
注意すると止める者も居るが、逆ギレして食って掛かってくるキチ○イも居る。
この池にバスが居るからいけないんだ。
その年の秋、池の水はすっかり抜かれた。
もうその池にバスは居ない。
また元の静けさが戻った。
しかし、釣り場は永久に失われた。
こうやって釣り禁止が増えていくんです。
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