栄華を築いたバス釣りもそろそろ終焉かなと思えてきました。
総合釣具店ではバス釣りコーナーが撤去、または縮小が進み、中古釣具店でもバス用品の動きは非常に鈍いです。
私自身が一番肌で感じているのが、メンテナンスに持ち込まれるリールの種類。
この商売を始めた頃は9割がバス釣り用のリールでした。
ところが、現時点では全体の半分以下まで落ち込んでいます。
お客さんと話をしても、バス用品を全部売って、海釣りの道具を買ったと聞きます。
バス釣り離れが著しく進んでいます。
原因は釣り場の減少、場荒れ、目新しさがない。
業界も停滞感は感じているはずです。
しかし、もはや打つ手なし。
売れないバス用品よりも売れる物を作るのがメーカーです。
いつまでもバス釣りにしがみつく理由などありません。
縮小は必至でしょうね。
10年前まではバス釣りというと巨大市場でした。
ところがここ10年で急速にしぼみ、ピーク時の半分以下まで落ち込んでいます。
このペースだと10年後、バスプロ組織は存続していないんじゃないかと思います。
まあ、やりたい放題やって何一つ管理しなかった、ツケですな。
でも、バス釣りは無くならないと思います。
本当に好きな人間だけが残ります。
人が押し寄せていた、荒れた釣り場が復活してくるかも知れません。
マナーが悪いために釣り禁止になっていた釣り場が、人が来ないために釣り禁止が解かれる可能性もあります。
日本で作られなくなってもバス用品はアメリカから入ってきます。(笑)
バスバブルから約15年が経ちました。
今後、この失われた15年を教訓にできればイイデスネ。