ルアーが釣具店で売られ始めたのは70年代に入ってからです。
それまでも一部のマニアックなお店には置かれていることもありました。
比較的どこの釣具店でも見かけるようになるのは70年代中盤以降。
と言っても釣具店にルアーの知識がないことが殆ど。
当時、釣具店のメインといえばエサであり、メインの収入源も餌でした。
店番をしている多くがオッチャン、オバちゃんでしたから、ルアーは売っていても使い方など知るよしもない。
当時、よくワームをバラ売りしていた。
安いものだと1本50円くらいから。
丁寧なお店だと1本ずつビニール袋に入れてあった。
ワームフックは3本入りで100円くらい。
ところがワームシンカーがない。
お店で聞くと、”これやで!”と言って、”中通しのナツメ錘”が出てきた。
横には2号という表記。
本で見るのと随分違うが、お店ではこれでイイと言っているので疑わずに購入していた。(笑)
中通しのナツメ錘に糸を通して、ワームフックは団子結び3回。
ワームはフックに縫い刺し。
着底するのを待ってゆっくりと底をズル引き。
ワーム3本をなくすまで10投も要らなかった。(´;ω;`)
もちろん1匹も釣れんかったけどね。