
人間の動きにはある程度型がありまして、無駄を省いて反復することで形が似てきます。
万人に対応できると言われるのが基本の型。
格闘技やスポーツにもこの基本の型というのが存在します。
ところが、型にはまらない人間もおりまして、それらの動きを見ているとかなり異様な印象を受けます。
最初の段階で変則で覚えた人も居れば、基本を突き詰めていくうちに次第に疑問を感じ、自分なりの型を作ってしまった人も居ます。
それらが一般人なら他人の目に触れることなく消えてしまいますが、プロ選手や有名な人がやるとかなり注目されます。
見慣れたモノと違う異質感。
これって魅力の一つですよね?
変速でもそれが良ければ賞賛されますが、イマイチだったらただのヘタクソでしかありません。(笑)
ただ、最近は教則DVDなんかの普及で画一化された人が多くなっています。
指導する側も効率や化学分析など理論詰めで説明しますから、尚更変速の人はどんどん減ります。
変則の人に多いのが、”左利き”
指導する人間が右利きですと、左利きの人間には教えづらい。
立場が逆でも同じ、教えられる方も分かり辛いんです。
私も左利きですから経験があるんです。
小さい頃、”お箸を持つ方が右、お茶碗を持つ方が左”と”間違って”教えられたため、数年間、右と左を逆に覚えまていました。
未だに右と左が曖昧です。
結局、左の人間は自分でやるしかなく、変則で物事を覚えてしまいます。
ですから私の周りの左利きは変則や変人が多くいます。