ダイヤモンドリールのマイコンNo1です。
80年代初頭に登場したリアドラグのスピニングリールです。
ダイヤモンドリールの企画は小さい方から順にSS、No1、No2~No5くらいまであります。
最小のSSが渓流のルアー釣りに向いたサイヅで、No1,No2はバス釣り用にピッタリです。
ストッパーのON/OFFと別に小さな切り替えスイッチがあります。
ぢつはコレ、サイレントストッパー切り替えなんです。
この時代のスピニングリールの多くはストッパーをONにすればジャージャーと音が鳴りましたが、マイコンは既に音の出ないストッパーを搭載していました。
折りたたみ式ベイル。
この頃のリールはタックルボックスに入れて運んでいました。
ベイルが変形したり、邪魔にならないように折りたためるようになっていました。
ねじ込み式ハンドル。
今日の高級機に採用されている方式。
この頃のリールの多くはギアをハンドルと止めネジでサンドイッチする方式でした。
ただ、その方式だとハンドルが僅かにグラつきました。
ねじ込み式は構造上、ギアとハンドルが一体化するためグラつきは出ません。
各社がこの方式を採用しない理由は、高度な技術が必要な事と製造コスト。
ギアにメスネジを切る訳ですから単に穴が開けてあるだけのギアと製造コストが全く異なりました。
この方式は最廉価盤のコメットにも採用されていました。
プッシュ脱着式スプール。
カーヂナルなどにも採用されている方式。
刻みのある部分を回せば分解できて、ドラグワッシャーの清掃や調整ができました。
ローターとマスターギアの2か所にしかベアリングを使っていません。
ソレでもかなり滑らかです。
内部のパーツもキッチリとメッキが施されており耐久性も抜群でした。
ストッパーに関してもギアと切り離した構造で、高耐久デス。
最後にもう一つダイヤモンドリールのイイところ。
"どこのメーカーの竿にでも乗せられる"
ダイワの竿にシマノのリールとかやっぱりダメな感ぢぢゃないですか?
大森はリール以外作っていないのでロッドのメーカーは選びませんでした。
40年前のリールにして現代のリールに負けない先進性。
既にメーカーが無い事が悔やまれます。
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